クニツィアの作品で、とても人気があるのですが絶版となってしまい、 なかなか手にはいらないゲームです。
イギリス紳士の会員制クラブに入るべく、一風変わった賭けで おたく度を競います。 ギャンブル性の高い賭けですが、戦略性もあり、 誰でも気軽に楽しめると思います。 ルールはとてもシンプルで、長々と説明を読む必要もありません。
ゲームの目的は、各プレーヤーに配られたカードを当てることです。 カードには５種類あって、それが何ともゴシップ好きな英国人 らしい出来事になっています。 "雨が降る日数"、 "王室のスキャンダルが発覚する回数"、 "首相が公式の場で紅茶をこぼす回数"、 "国会を辞職する議員の数"、 そして、極めつけは、 "当クラブ会員のご婦人同士が同じ帽子をかぶって鉢合わせする回数"。
まず、使用するカードを配り切ります。 ボードには、どれが何回起るかがマップになっています。 例えば、"雨が降る"の列には０から８以上までのマスがあります。 各プレーヤーは、自分の手番で"どれが何回起るか"を 予想し、どこかのマスお金を置いてそれに賭けながら、 ２枚ずつ手札を出していきます。 だんだん情勢が明らかになってくるわけですが、 後の方で賭けても点数は低いですし、 また、他人が賭けたポイントには賭けられません。
ポイントは、最初の方で賭けるとポイント２倍、というルールと、 １回だけ使えるポイント２倍の賭チップの使い方です。 また、カードの中には"マイナス１回"なんていうカードもあります。
一見「ブラフ」ゲームのようですが、ちょっと違います。 スコアの仕組みが絶妙で、手堅く攻めても勝てません。 ある点数以上でないと、得点はすべて無に期してしまいます。 確率の高いところにこつこつ賭けるだけではクラブに入会出来ないのです！
また、一部のカードしか使用しませんので、毎回組み合わせが変わります。 誰にも各種類の総数はわからないのです。
一攫千金をねらって思い切りよく賭けてください！
一度プレイした後、必ず"もう一回！"といいたくなります。

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